BITBULL SCREEN NOTES
BTCの円価格とドル価格は、なぜ変動率が違う?
BTC/USDは+1.56%、円建てBTCは+1.87%。同じビットコインなのに、なぜ上昇率が違うのでしょうか。BitBullの3枚のカードを並べた画面から、為替の影響と、単純な計算では一致しない理由を分けて読みます。
実画面:BTC/USD・円建てBTC・USD/JPY

| カード | 表示価格 | 変動率 |
|---|---|---|
| BTC/USD | $80,994 | +1.56% |
| BTC(円建て) | ¥12,790,726 | +1.87% |
| USD/JPY | ¥157.91 | +0.21% |
円建てBTCのほうが、ドル建てBTCより大きな上昇率になっています。また、USD/JPYの上昇は、この比較ではドルが円に対して高くなった方向です。ただし、この画像だけで「BTCの差はすべて為替の影響」と確定することはできません。
米ドル価格を円換算すると、為替も掛け合わせる
同じ米ドル建て価格を日本円に換算する場合、基本の関係は「米ドル価格 × 1ドルあたりの円価格」です。ドル建ての資産価格が横ばいでも、ドル円が上がれば円換算額は上がり、ドル円が下がれば円換算額は下がります。
比較開始と終了が一致し、同じ価格系列を使う理想的な条件なら、変動率にも掛け算の関係があります。
円換算の変動率 =(1 + ドル建て変動率)×(1 + ドル円変動率)− 1
式の中では、+1.56%を0.0156として扱います。
画像の率をこの条件に当てはめると、(1.0156 × 1.0021 − 1)×100 ≒ +1.77%です。+1.56%と+0.21%を単純に足す方法は近似であり、厳密な式ではありません。
実際の+1.87%と一致しないのは、比較条件が違うため
ここで大切なのは、画像の円建てBTCが「左のBTC/USDを、右のUSD/JPYだけで機械的に掛け直したカード」とは限らない点です。BitBullでは、対応する国内取引所の円価格、海外市場の参考価格、CoinGeckoの集約価格などを使い分けています。
- 取引市場の違い:国内の円建て市場と海外市場では、取引の成立価格が異なる場合があります。
- 更新時刻の違い:同じ画面に並んでも、各カードが受け取った価格の時刻は完全には一致しません。
- 基準価格の違い:時間足の最初の値や取得できた範囲が異なれば、変動率の出発点にも差が出ます。
- 通貨・丸めの違い:米ドルと米ドル連動通貨の参考値、集約方法、表示の丸めも確認が必要です。
したがって、+1.87%と約+1.77%の差を、そのまま手数料・利益・為替の寄与とみなすことはできません。この例は、円とドルの見え方を比べるための観察であり、同時刻の価格差を使った取引機会を示すものではありません。
BitBullで比較するときの確認順
- BTC、BTC/USD、USD/JPYを並べます。必要なら並べ替えやMYチャートを使います。
- 同じ時間足を選び、各カードの赤い基準線と期間変動率を確認します。
- 円建てとドル建ての方向が違うときは、ドル円がどちらへ動いたかも見ます。
- 差を詳しく調べる場合は、取得元・更新時刻・比較開始点を確認し、ご利用の取引所の実際の価格と照合します。
同じ時間足を選ぶことは出発点ですが、市場や更新時刻まで自動的に一致するわけではありません。長期の見比べには、条件を確認しながら比較チャートも使えます。
BitBullのデータ・計算方法/実画面の活用方法/CoinGecko市場データ仕様
本記事は表示の読み方を説明するもので、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
